「リモートワークはきついのか?つらいのか?」
昨今コロナウイルスの影響もあり、感染対策もでき効率的な新しい働き方の一つとして
リモートワークが注目度を高めています。
「通勤がない分時間を有効に使える!」
「満員電車に乗らなくて済む!」
など、良い面ばかりが注目されがちなリモートワークですが、デメリットはないのでしょうか?
今回は都内のかなりリモート化が進んだ会社に勤務している筆者が、
リモートワーク環境下で働いて感じたデメリットに関してご紹介していきます!
リモートワークができる会社を就職先、転職先としてお考えの皆様、
自社にてリモート化を進めようとしている、人事や役員の皆様、
その他リモートワークが気になっているすべての方々、ぜひご覧ください!
リモートワークとは?きちんと理解できてる?
前も教えてくれたよね!
テレワークなら定義があった気が・・・
そうです!
テレワークの定義に関しては、総務省によって下記のように定められています!
テレワークとは、ICT(情報通信技術)を利用し、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方です。
出典:総務省(https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/telework/18028_01.html)
今回でも、リモートワークをテレワークと同意として考えていきますので、
上記を参考にリモートワークを認識していただければと思います。
「時間や場所を有効に」というところが注目ポイントですね!
下記記事でもリモートワークのリアル(実情)に関してご紹介しているので、
ぜひ一度見てみてくださいね~!
リモートワークのデメリット:時間に関して
リモートワークの定義として、
「時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方」とあったけど、
その「時間」から見ていくってことね!
定義を見ると、「時間や場所」に関してはメリットのように書かれていますが、
筆者の個人的な考えとしてはまさにこの「時間や場所」に関してデメリットが生まれてきていると感じています。
まずは時間から見ていきましょう!
デメリット① 勤務時間が長くなってしまう
すべてオンライン化することによって効率化されて、
勤務時間とか短くなりそうだけど、そうじゃないの、、、?
なんとなく、リモートワークはオンライン化されていることによって、
無駄をなくして効率化されているようなイメージがありますよね。
しかしすべてが効率化されているわけではなく、むしろ無駄が多くなっていることも。。。
具体的には下記のようなことが挙げられます。
- オフラインで直接聞けば10分で済むものが、テキストなどで確認することで余計な時間がかかる
- オンライン会議で細部が説明しきれず理解不足になり、行動に遅れが出る
- 上司や同僚の目がない分、集中しきれずダラダラと仕事が終わらない
うわぁ、、、
確かにそういうことになりそう。。。
上記のことはほんの一例ですが、こうしたことが重なることで業務が終わらずに、
勤務時間が長くなってしまうことが多くあります。
下記にて詳しく述べますが、特に関係者とのコミュニケーションにおいて
時間が必要以上にかかってしまうことはリモートワークにありがちなことだと思います。
デメリット② 就業時間がバラバラになってしまう
これはフレックス制度にも関係してくるのかな?
お察しの通りで、フレックス制度にも関係してくるものです!
リモートワークを取り入れている会社では、フレックス制度を取り入れていることも多いと思います。
フレックス制度によって就業時間にある程度の自由が保証されているからこそ、
「今日は朝早くから業務を開始して早く上がろう」
「今晩が飲み会だから明日はお昼ぐらいから業務開始しよう」
と、自己判断で就業時間をコントロールできる点は、かなりのメリットです。
しかし、デメリット①でも記載している通り、なかなかイメージ通りに業務を進めることは
難しいのが実情ですし、いつ働いてもいいからこそ気が緩みがちです。そのため、
「朝早くから業務開始したのに結局夜遅くまで仕事をしてしまう」
「お昼ごろから業務開始する生活から抜け出せない。。。」
といった状況になってしまう人も多くいます。
フレックス制度ではない場合、いわゆる「定時」がある場合はメリハリのある生活ができていたが、
時間を自由に使うことができる分、それに流されてしまう。
自己管理が苦手な人にとっては、かなり過酷な環境にもなり得ると思います。
デメリット③ 仕事とプライベートの時間の境目がなくなってしまう
終業時刻を過ぎても切り替えが難しいってこと?
それもありますし、昼休みの時間も仕事が気になってしまうなどがあります。
フレックスであるかどうかに関係なく、終業時刻を過ぎても終わらなかった仕事が気になったり、
明日に回した仕事が気になったりしてしまいます。
これはリモートに関係なくあるあるかと思いますが、空間的にプライベートと変化のない
リモートではその切り替えがかなり難しい印象です。
筆者個人的には下記のような対策を取っています!
- 終業時刻になったらPCを一旦閉じる(おすすめ)
- 終業後に何か予定を入れておく
ひとつめの「PCを一旦閉じる」ことをおすすめします。
仕事がいくら残っていても、一旦PCを閉じることで考えをリセットするきっかけを作っています。
そこで、今日やらなくてはいけないこと、明日に回せそうなことを整理します。
仕事をしていると、筆者はどうしても目の前のタスクにのめり込んでしまいがちなので、
同じようにのめり込みがちな人におすすめです!
リモートワークのデメリット:場所に関して
続いては、場所や空間に関するデメリットをご紹介します。
時間にも関係している部分はありますが、ぜひご覧ください!
デメリット④ 自宅でも緊張してしまう or 集中できない
空間的にも、
仕事とプライベートの切り替えが難しいからか。。。
部屋の間取りが1R(ワンルーム)の方などは、特にそうだと思います。
普段過ごしている環境と、職場(仕事場)が全く同じになってしまうので、
祝日や仕事のある平日の終業後も心が休まらない人も多いようです。
一方で、仕事になかなか集中できない人も多いようです(筆者もしばしば。。。)
かくいう筆者も、この切替には1番苦労していますw
今では下記のような工夫をして対策していますが、それでもなかなか切り替えが難しいです。
- 部屋の一角だけに仕事専用のスペースを作る(机、椅子、モニターなど)
- 上記スペースは就業時間以外には極力使わない
- 終業後や休日にはジムや散歩、買い物など外出して気分転換をする
職場の上司は、自宅に仕事専用の部屋を作って切り替えをうまくしているようです。
(それでも、平日の就業時間以外はその部屋に入らないようにしているそうですがw)
仕事とプライベートで、空間的なギャップを作ることが切り替えの鍵になりそうですね!
デメリット⑤ 出社や外出が億劫になってしまう
筆者は家にいることが耐えられなくなってしまうタイプですが、
逆に平日に自宅で仕事をしていると、なかなか出社や外出に踏み切れないタイプの方もいるようです。
主な理由として、在宅でのリモートワークに慣れたことで、下記のような状況になります。
- 満員電車など、多数の人がいる環境に抵抗ができてしまう
- 出社すべき時間に起きる習慣がなくなってしまう
- わざわざ通勤時間、交通費をかける意味が見いだせない
これは筆者の会社の同僚の声を参考にしていますが、
リモートワークが進んだ企業にお勤めの方にはこうした考えの方も多いと思います。
たまの出社で満員電車に揺られて気分が悪くなる。。。なんてことになりそうですね。
デメリット⑥ 環境を整えるのに費用がかかってしまう
今までの話からすると、
自宅で仕事するのにはかなり環境を整える必要がありそうだね。。。
どんなものにお金がかかるものなの?
おそらく最重要なものが「ネット環境」だと思います。
ネット環境が悪いと、文字通り仕事にならないので。。。
その他でいくと、必需品としてイヤホンやマウスなどでしょうか。
上記のように、プライベートとの切り替えを考えると、それ専用のスペースの確保のために
適した間取りを選び、そのために家賃が高くなってしまうことも考えられます。
そうか、間取りにも影響してくるのか。
以降はその人の好みや求める環境にもよりますが、下記のような出費もあります。
- マルチディスプレイで作業するためのモニター
- 姿勢よく作業するためにノートPCの高さを調節するPC台、ワイヤレスキーボード
- ビデオ会議など用のカメラ
- 長時間の座り作業に対応するオフィスチェア
モニターを使用することで作業効率が向上するという研究結果もありますし、
個人的には上記の仕事環境への投資は大賛成です。
ただ、特にオフィスチェアへの投資はかなりの金額がかかります(数十万円~)
リモートワークのデメリット:人間関係に関して
筆者が思うリモートワークのデメリットとして、最後に「人間関係」に関するモノをご紹介します!
普遍的なものではないですし、個人の感じ方にも影響されますが、参考程度にどうぞ!
デメリット⑦ コミュニケーションに時間がかかってしまう
対面よりも、細かいニュアンスが伝わりにくそうなイメージ
そうなんです。。。
リモートワークのコミュニケーション手段としては、基本的には下記になります。
- メール(Gmail、Outlookなど)
- チャットツール(Slack、Skype、Chatworkなど)
- 電話
- ビデオ会議(Zoom、GoogleMeet、Teamsなど)
メールやチャットツールなど、基本テキストでのやり取りになるものは、
細かいニュアンスが伝わりにくく一つの依頼に何往復もやり取りが発生したり、
そもそも情報を整理して相手に伝わるよう文章を打つことに時間がかかったりします。
電話やビデオ会議の方がメールやチャットツールよりも手軽でニュアンスも伝えやすいですが、
自分と相手とでまとまった時間を作る必要があったり、対面よりは与えられる情報量が少なかったりします。
対面こそ、そのMTGの場をセッティングすることに時間を要し、
手間がかかると思われますが、実は時間あたりで相手に情報を伝えるコスパで考えると、
結果的に対面コミュニケーションのほうがコスパが良かったりするものなのです。
デメリット⑧ 関係性が希薄になってしまう
飲み会とか会社での集まりは減りそうだもんなぁ
基本がリモートになってしまうと、同僚と直接会う機会も減少します。
そうなった場合、当然ランチや業務終了後の食事や飲み会などの機会も少なくなります。
また、上記のように基本的なコミュニケーションはオンラインでのやり取りになりますので、
「顔も見たこともないけどやり取りはしたことある人」ばかりになってしまいます。
顔も認識できていない人と、なかなか仲良くなることは難しいですよねw
リモート化における社員の関係性を良くしていくことは、
リモートワークを進めていくと必ずぶつかる壁だと思います。
デメリット⑨ 自分自身を客観視することが難しくなってしまう
これはどういうこと?
他の人と同じ空間で仕事をすることがないので、
自分や他人の業務に対するパフォーマンスや、頑張り度合い、仕事の仕方などが
非常に認識しにくく、その結果自分は組織内でどういった立ち位置なのか、
自分の強みはどこか、逆に課題はどこかがわかりにくいです。
同じ空間で仕事していれば、例えば同期が褒められていたときには、
自分も頑張ろうと奮起したり、どのようにして上手く成果を出せたのかを盗もうとするでしょう。
逆に先輩や同僚の失敗などを見て、自分はそれをしないよう気をつけることもできます。
結論、他人と比較する機会が減ってしまうことで自分自身を客観視する機会が減る、
客観視することが難しくなってしまうのです。
本当であればもっと早く業務を終わらせられるのに長引いてしまったり、
逆に仕事を詰め込みすぎて体調を崩してしまったり、そんなことが起きがちです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はリモートワークがかなり進んでいる企業に勤めている筆者視点で、
リモートワークに関するデメリットをまとめてみました。
あくまでも個人の主観的な意見にはなりますが、あるあるな部分も多いはず。。。!
リモートワークに憧れている方、就職、転職先でリモートワークを希望している方は
一度こちらの記事を踏まえて考えてみてください!
上記デメリットを上げましたが、それでも筆者はリモートワーク賛成派です!
今後もリモートワークに関しての情報発信を続けますので、ぜひご覧ください!
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