【金融教育】金融教育が高校で義務化!金融教育は役に立つのか?~第1回:家計管理とライフプランニング~

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2022年4月から高校生の教育カリキュラムに「金融教育」が義務化されました。
家庭科や公民科目で授業が行われるようですが、高校生達はどんなことを学ぶのでしょうか???
今回は金融庁が提供してくれているYoutube動画を参考に、高校生が4月から学ぶ金融教育の第1回の内容についてご紹介します!
下記に参考にした動画を載せておきます!

【生徒用】高校生のための金融リテラシー講座 ①家計管理とライフプランニング~働いて「稼ぐ」ことと将来設計について

まずは金融教育を学ぶ意義から!金融リテラシーの重要性

まずは「なぜ金融教育を学ぶのか」というところから!
金融教育を学び、金融リテラシーが高いとどういったメリットがあるのか、
具体例として、動画では下記にまとめられています。

  • 家計管理がしっかりしていて、借金が少ない
  • 計画を立ててお金を準備しているので、やりたいことを実現しやすい
  • 緊急時の備えがあるので、危機(自身のケガや病気、不景気による収入源など)に強い
  • 詐欺や借金などのトラブルにあうことが少ない
  • 経済的に自立し、より良い暮らしを送ることができる

将来やりたいことを実現するためには、お金の知識が必要であり、
2022年4月から成年年齢が20歳から18歳に引き下げられることから、
高校生のうちにお金に関する知識と判断力(=金融リテラシー)を身に着けましょう!
ということでした。

確かに何をするにも先立つものが必要ですし、
高校を卒業した後すぐ、就職して社会に出る人も多い中で、
金融教育によって金融リテラシーを高めることは非常に重要になってきますね!

続いては、各テーマごとにどのような内容なのか、見ていきましょう!

家計管理

最初のテーマは「家計管理」ということで、身近なところからスタートです。
家計管理を、動画では下記のように定義づけしていました。

家計管理:家庭生活を営むための収入と支出の運営を管理すること

ここで筆者が個人的に面白かったのが、収入の具体例が「小遣い、お年玉、アルバイト代」
の3つということでした。高校生向けということで、この3つなのでしょうね。
大人向けのコンテンツでは、なかなか見ない具体例だったので印象的でした笑
(ちなみに「お年玉」というのはアジア圏独特の文化らしく、欧米圏にはない風習らしいです)

話がそれましたね。
その後、授業は「大学生や社会人での収入・支出はなにか」という話題に移ります。
ここの説明がかなり具体的で筆者も驚きました。
支出の具体例は、下記のようにジャンルごとに分けて説明していました。

  • 食費
  • 住居費
  • 水道光熱費
  • 通信費
  • 交通費
  • 被服費
  • 教養娯楽費
  • そのほか(冠婚葬祭や医療費など)

高校生までだと、親と同居していることも多く、正直こういったジャンルがあることすら
認識できていない人が多い
ですよね(筆者もそうでした)

給与明細から手取り収入を把握

見知らぬ少年
見知らぬ少年

ここまでだと、結構オーソドックスな内容な印象だね。

実は、この後の収入に関してはより具体的というか生々しい!
給与明細を用いての説明がなされていました!
加えて、重要なこととして挙げられていたのが「手取り収入の把握」です。
いわゆる額面での給与ではなく、税金などの「控除」の説明が入り、控除分を差し引いた額である
手取り収入を把握し、その手取り収入を支出が上回らないように黒字化しよう、という説明でした!

また、家計管理のポイントとして挙げられていたもののひとつに、「先取り貯金」がありました。
このフレーズが出てくるだけでも、単なる知識だけを高校生に教育するのではなく、
かなり実践的な内容で、実生活に役立つような内容である
ことが伺えますね!

ライフプランニング

見知らぬ少年
見知らぬ少年

うーん実践的な内容だね。。。
社会人の人が聞いても役立ちそうだね!
ライフプランニングに関してはなんて説明だったの?

ライフプランニングに関しては、こちらもまず言葉の定義からでした。

ライフプランニング:人生の希望や計画を具体的に時系列で描くこと

「やりたいことを実現するためには、お金が必要なことが多い。
そしてお金を得るために、基本的には働くことを行う」という文脈で、働き方にも言及されていました。

多様な働き方(稼ぎ方)

働き方(稼ぎ方)の説明では、2つの分類が用いられていました。
「雇用される」と「それ以外」という分類です。
「雇用される」の具体例としては会社員、公務員、アルバイト・フリーターが挙げられており、
「それ以外」の具体例としては起業する、家業を継ぐ、フリーランスが挙げられていました。

見知らぬ少年
見知らぬ少年

雇用形態の分類を紹介した感じか

ここで終わるなら単なる紹介だったのですが、この後、雇用形態による年収の違いに言及しており、
正社員と正社員以外の、各年代別の平均年収の差をグラフで明示していました。
平均で比較すると、こんなにも年収に差があるのかと、驚くのではないかと思います。

人生の3大費用に関して

続いては、「人生の3大費用」に関してです。
年収が雇用形態によって大きく異なるなど、生涯の収入に関しての説明の後は、
支出に関する説明というわけですね。
人生の3大費用はお馴染みの「教育」「住宅」「老後」が挙げられていました。
教育に関しては公立か私立かの問題、住宅に関しては戸建てかマンションか、
購入か賃貸かなど、お金の話題になったときに必ず論争になるような話題についても
触れられていました。

見知らぬ少年
見知らぬ少年

住宅や老後はピンとこないけど
教育に関しては高校生も自分の境遇に関して考えられそうだよね

そうですね!
ここで、高校生には今までの自分にかかっていた費用や、今後かかる教育費用に関して、
一度知っておくと良いかもしれませんね!

生涯の収支バランスのイメージ

最後はここまでの総まとめ「生涯の収支バランス」に関してでした。
「収入」の方で挙げられていたのは労働収入、退職金、年金、資産形成による増加分でした。
「支出」の方で挙げられていたのは生活費用、上記3大費用、借金の利子などでした。

おそらくどんな人でも上記で挙げた収入や支出が出てくると思われます。
どの項目でどれだけ収入を得て、どこでどう使うかによって、人生の満足度が変わってきそうですね!

まとめ

金融教育の第1回目、いかがでしたでしょうか?
筆者の感想としては、かなり実践的な内容になっているなと思いました!
特に、「手取り収入の把握」や「先取り貯金」などに関しては、
単純に言葉として覚えていても意味はありませんが、実践するととても効果があり、
また最低限必要な知識でもあると思えるもので、日本の金融リテラシーを高めて、
賢く家計管理、ライフプランニングを行い、よりよい人生を歩んでほしいといった
メッセージがある
ように感じました。

高校教育でここまでの内容を扱っている以上、社会人であり実践する立場の我々は、
ますます金融リテラシーを高めて、賢い家計管理を実践することが求められそうですね!
今後も是非、一緒に学んでいきましょう!

下記では賢い家計管理の手段として、NISAに関して紹介しているので、ぜひご覧ください!

NISAについて解説!つみたてNISA、一般NISA、あなたはどっちを作りたい?

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