【金融教育】金融教育が高校で義務化!金融教育は役に立つのか?~第2回:使う~

投資

2022年4月から高校生の教育カリキュラムに「金融教育」が義務化されました。
高校生達はどんなことを学ぶのでしょうか???
前回は金融庁が提供してくれているYoutube動画を参考に、第1回の内容についてご紹介しました。
今回は第2回の内容、テーマは「使う」に関して、
筆者が重要だと思ったところを中心にご紹介していきます!
下記に参考にした動画を載せておきます!

【生徒用】高校生のための金融リテラシー講座 ②使う

ニーズとウォンツ

見知らぬ少年
見知らぬ少年

ニーズとウォンツか。。。
聞いたことはあるけど、意味は違うの?
同じな気もするけど。。。

動画では、まず下記のような言葉の定義をしていました。

ニーズ(needs):必要なもの

ウォンツ(wants):欲しいもの

お金を使うとき、使いたいと思うときに、そのものが「ニーズ=必要なものなのか」
それとも「ウォンツ=欲しいものなのか」を判断して使いましょうということでした。

金融教育において、まずは言葉を定義して正しく理解するという方針は、第1回と同様のようですね。
確かに、社会人の我々でさえ、金融関連の用語の理解には個人差があるように思います。
まして、これから学んでいく高校生にとって、言葉を定義して共通言語を作り、それのもとに
授業を展開していくことは今後の金融教育を進めていく上で必須ですね!

見知らぬ少年
見知らぬ少年

なるほど~
結論、ニーズを優先して無駄遣いしないようにってことかな?

そうです!
動画内でも、「必要なものを優先する」とされており、
また「欲しいものは余裕があるときに買う」という解説がなされていました。
これは要するに、無駄遣いをせずにお金をやりくりしましょうということでしょう。
初歩的なところになりますが、これは経済的に余裕がある我々大人、社会人こそ
肝に銘じておかなくてはならないことですね!

また、「ニーズとウォンツは境界線が曖昧」とも解説されていました。
例えば、毎日の食事を作るための食材費はニーズですが、仕事帰りに衝動買いした
コンビニのアイスはウォンツとなるでしょう。
しかし、今にも熱中症で倒れそうなときに買ったコンビニのアイスはニーズとなるかもしれません。
同じ食料品ではありますが、シチュエーションによって異なります。

見知らぬ少年
見知らぬ少年

無駄遣いをしないようにってことに加えて、
自分自身で使うべき時を判断して、賢く使いましょうってことだね!

そうです!
筆者が好感を覚えたのはまさにそこで、動画内では単に無駄遣いを予防する節約で終わらず、
「収入やライフプラン、価値観に照らし合わせながら」と、「いつどのように使うべきか」
を考えるきっかけになる
ような解説になっていたと思われます。
特に、収入の大半が、お小遣いやお年玉、アルバイトでの収入の高校生にとって、
少ない予算の中でどういったことにお金を使うのかは非常に重要でしょう。
やりたいことに優先順位をつけてひとつひとつ実現するということですね。

第1回は「家計管理とライフプランニング」がテーマであり、そこにも通ずる形です。
お金を節約して貯めることを目的とせず、自分のやりたいことを叶えるためにお金がある。
あくまでもお金は手段でしかないことは、忘れずにいたいですね!

キャッシュとキャッシュレス/主なキャッシュレス決済手段と方法

ここからはかなり具体的な話題に入っていきます。
まずは言葉の定義から。もしかしたら初めて聞くものもあるかもしれないので、
下記に羅列しておきますね!きちんと理解できているか、ちょっと確認してみましょう!

キャッシュ:物理的な現金(紙幣・硬貨)

キャッシュレス:現金の授受をせず、支払や受取をデジタル化された価値の移転で行うこと
例)電子マネー、デビットカード、クレジットカード

ここ数年で決済手段、特にキャッシュレスでの決済手段が格段に増えましたよね!
最初はクレジットカードやQUOカード、nanacoなどのプリペイド方式のサービス、
交通系ICカードのSuicaがキャッシュレス決済の代表例でしたが、
スマホの普及に併せて、QRコードを用いたアプリ決済や
スマホに登録したクレジットカードを用いて支払うQuickPayなどが出てきましたね。

今ではスマホであれば小学生でも持っている場合があるように、
キャッシュレス決済はより身近になり、学ぶ必要性はより高まっていると言えますね!
既に行っているご家庭もありそうですが、お小遣いやお年玉をPayPayなどで
スマホに送るようなことも一般的になるかもしれないですね。

続いてはキャッシュレス決済手段の方法について見ていきましょう!
講座では決済手段に関して一覧の表が用いられていました。下記になります!

出典:【生徒用】高校生のための金融リテラシー講座 ②使う 
見知らぬ少年
見知らぬ少年

わかりやすいね!
覚えていなくていいけど、違いは理解しておいたほうが良さそう!

キャッシュレス決済に関しては、いつお金が引き落とされるのかで分類が可能です。
上記表のように、「前払い」「即時払い」「後払い」の3つに分類できます。
それぞれにメリット・デメリットがありますので、認識しておきましょう!
下記の投稿では後払い方式のクレジットカードと、即時払い方式のデビットカードの違いについて
解説しているので、併せてご覧ください!

クレジットカードとデビットカードの違いについて解説!

また、決済方法にも現在は3種類に分類できます。
「接触型」「非接触型」「コード型(QRコード等)」の3つです。
接触型は専用の器械にカードを差し込んだり、スライドさせて決済します。
非接触型は同じく専用の器械にカードやスマホを近づけることで決済します。
コード型はスマホの画面上にQRコードなどコードを表示してレジにて読み込むか、
店舗ごとに設置してあるその店専用のQRコードをスマホを読み込むことで決済します。
前者を「利用者提示型」、後者を「店舗提示型」と呼ばれるようです。

キャッシュレス決済のメリット・注意点

最後はキャッシュレス決済のメリットと注意点に関してまとめています。

出典:【生徒用】高校生のための金融リテラシー講座 ②使う
見知らぬ少年
見知らぬ少年

今までまとめてきたクレジットカードのメリット・デメリットと同じだ!

そうですね!
クレジットカードはキャッシュレス決済の代表例でもありますし、ここは頷けますね!

クレジットカードでもコード型決済でも、共通していることがあります。
それは、「有効活用するためには、スマホなどデバイスと組み合わせる必要がある」ということです。
スマホのアプリを用いて使用履歴を管理したり、スマートウォッチと連携してより手軽な決済を
可能にしたり、、、今後はより各々に適した決済手段や方法を選択していくべきだと思います!

技術の発達によってキャッシュレス決済はますます多様化していますが、
今後どのようなキャッシュレス決済手段が出てきても、メリット・デメリットを押さえて
利用していきたいですね!

まとめ

いかがでしたでしょうか?
第2回の講座はより具体的な内容でしたね!
高校生に負けないよう、我々も学んでいきましょう!

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