「NISAって最近よく聞くけどよく分からない。。。」
「つみたてNISAとNISAって何か違うの???」
昨今の投資ブームによって、国の政策であるNISAもよく聞くようになりましたよね。
今回は話題のNISAについて、ざっくり簡単に解説していきます!
超おトク!税金がかからないNISA!
そもそもNISAって何か知らないんだけど。。。
NISAとは、正式名称を「Nippon Individual Savings Account」と言い、
実はイギリス発祥の政策を参考に日本版にした、特別な口座のことを指します!
通常は株式や投資信託など、金融商品を売買した時、その利益に対して、約20%の税金がかかります。
NISA口座を利用すると、金融商品を売買した際に得られる利益が非課税になります!
税金がかからなくなるんだね!
っていうか株とか買って投資すると20%も税金かかるんだ。。。
そうなんです。
投資に馴染みのない人がほとんどだと思いますので、まず20%も税金がかかることに驚きですよね。
情報量が多くなってしまうと思いますので、今回は
「NISAは非課税だからおトク!」
これだけでも覚えていっていただければと思います!
NISAが税金かからないからおトクなのはわかった!
じゃあ早速やってみたい!
良いですね!興味を持っていただけて嬉しいです!
ですが、ちょっと待って下さい。実は、多くの方にとって「NISA」はおすすめしません!
筆者としては、少し早いかなと思います!
ええ?!
今日は「NISA」の紹介なのに、おすすめじゃないの?
そうなんです。
筆者がおすすめしたいのは、NISAの中でも、「つみたてNISA」なんです!
「つみたてNISA」?
NISAとつみたてNISAって同じじゃないの?
実は「NISA」と「つみたてNISA」は違うものなんですね~
まずはNISAの種類からご紹介します!
こんなにあるの?NISAの種類!
実はNISAには、3つの種類があります!
「一般NISA」「つみたてNISA」「ジュニアNISA」の3つです。
これらを総称して、「NISA」と呼ばれています。
3つの特徴は、以下の通りです。
まず、利用者の対象年齢が20歳以上か否かで別れます。
続いて、非課税のままで株式など金融商品を保有できる期間や、売買の対象となる商品に違いがあります。
特に、年間非課税枠は大きく異なっているので、注意が必要です!
※かなり簡略化した記載です。詳細は金融庁のサイトをご参照ください。
こんなに違いがあるんだ。。。
一般NISAの年間非課税枠は120万円もあるんだね!一般NISAのほうがおトクじゃない?
そうですね!
年間の非課税枠は一般NISAのほうが確かに大きいです。
しかし、非課税保有期間が5年間と短いのです。
つまり、1年目の投資で得られた利益は6年目からは課税対象になってしまいます!
一方、つみたてNISAは年間の非課税枠は40万円と一般NISAと比較して小さいものの、
非課税保有期間が20年間とかなり長いのです。
なるほど。。。どっちにもメリットが有るのか
じゃあなんでつみたてNISAのほうがおすすめって言えるの?
それでは詳しく見ていきましょう!
筆者が考える、つみたてNISAのおすすめポイントについてまとめていきます!
初心者が始めやすい?つみたてNISAのおすすめポイント4選!
この記事を読んでくださってくれている方は、投資初心者の方が多いと思います。
まだ投資経験が少ない方がとっかかりやすいのが、このつみたてNISAなんです!
年間非課税枠が40万円とちょうどいい!
まずは一番わかりやすい、年間の非課税枠についてです!
先程、一般NISAのほうが非課税枠が多いことに触れました。
こちらはおトクに感じますが、実際どうでしょう?
1年間に120万円も投資に回せますでしょうか?月に10万円ずつという計算になります。
年間40万円ですと、月に「33,333円」ずつ程となります。
この数字を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?
これは、つみたてNISAを非課税で利用する場合の1ヶ月分の金額だったのです。
まず、月に3万円ほどを投資に回すことなら、まだ現実的ですよね。
確かに、月に10万円は苦しいな。。。
3万円ちょっとならなんとかできるかも。
遊んじゃったつきは3万円もキツイかもな。。。
大丈夫です!
証券会社によって上限額や最低積立金額は若干異なりますが、多くのネット銀行では100円から、
銀行では1,000円から積立できますし、月の積立額は決済前であれば減らせることもできます。
いつでも途中引き出しができる!
また、何らかのトラブルなどでお金が必要なときには、
いつでもNISA口座から引き出すことができます!(※金融商品を売る必要があります)
急なトラブルなどにも対応できることは、いざという時助かりますよね!
非課税保有期間が20年間と長い!
20年間という長さがシンプルに魅力的ですね!
期間が長いと何が良いのか。非課税期間が長くそれだけ節税できるという点と、
売買する金融商品の上下に影響されにくいことが挙げられます。
投資の基本として、「価値が下がったときに買い、価値が上がったときに売る。」
この差分が利益になるわけですが、価値が上下するタイミングは誰にもはわかりませんよね。
価値が下がったときに買えるときもあれば、上がったときに買ってしまうこと、
あるいは価値が下がったときに売ってしまうこともあるでしょう。
そうだよね。。。
そこが投資の難しいところだよね
しかし!ある程度長い期間で均してみると、成功と失敗を繰り返し、利益と損失を相殺することで
成功・失敗の影響を少なくできるのです。
影響を少なくできるということは、、、
成功したときの利益も少なくなるってこと???
平たく言えばそうですね。
短期的な利益を見れば、デイトレードなどの手法のほうが利益が大きいこともありますが、
同時に損失が大きくなるリスクもあります。
ここからは若干難しい話になりますが、結論から言うと金融商品の保有期間が長いほど収益が安定し、
統計的には15年以上保有すると必ずプラスの収支になるというデータが多くあります。
下記にも別の記事を引用させていただきます。
証券に長期投資すると、短期投資に比べ収益のフレ具合が小さくなり安定的収益を得られます。フレの大きい証券である株式の例で見ましょう。図表2は、過去40年間について東京証券取引所1部上場銘柄全体の投資収益(年当たり)を投資期間別に見たものです。
1年投資の場合は最高72.1%、最低(-)24.8%ですから、その開きは96.9%にも及んでいます。それが10年投資では最高22.8%、最低(-)3.5%の開きに縮まります。そして20年投資では最高20.5%に対し最低でも4.4%のプラス(バブル崩壊後の株価暴落を挟んでもプラスの投資実績)で最高と最低の開きは16.1%となり、さらに30年保有すると最高13.4%、最低6.8%ですから開きはわずか6.0%となっています。長期になるほど収益が安定化しているわけです。
株式中心に投資する株式投資信託の場合もこれと似たような傾向になることが想定されます。
https://www.toushin.or.jp/investmenttrust/specialist/vol-03/
ボッタクリ商品が少ない!
ボッタクリ商品?
株にもボッタクリとかあるの???
困ったことに、金融商品の中には手数料が高すぎるいわゆるボッタクリ商品があるんです。。。
しかし!つみたてNISAで売買できる金融商品は、金融庁の審査を通過したものになっているので、
優良な商品が多いのです!
投資を始めたばかりの人にとって、どんな商品を買うべきかは迷ってしまうところ。
悩んだ末に買った金融商品が、ボッタクリ商品だったら困ってしまいますよね。。。
そういった心配がかなり少なくて済むのが、つみたてNISAなのです!
注意!つみたてNISA利用で押さえておくこと2選!
投資初心者の僕たちにとっては、かなりメリットあるんだね!
何か注意したほうが良いこととかはないの?
そうなんです。つみたてNISAはかなりおトクな制度です!
。。。が、注意点もいくつか存在するので、以下にまとめました!
つみたてNISAと一般NISAの併用はできない!
あ、どっちかだけなんだ!
そうなんです。つみたてNISAと一般NISAの併用はできません。
目的や好みに応じて、つみたてNISAか一般NISAか、選択する必要があるのです。
筆者は、投資を始めたばかりの方にはつみたてNISAから始めることが良いと思います!
投資に慣れてきて、投資に回せる額も増えてきたら一般NISAを検討すれば良いでしょう。
※つみたてNISAと一般NISAの切り替えは変更期間(10/1~12/31)で手続きすれば、
翌年分から変更可能です!
損益はNISA単体で計算する必要がある!
つみたてNISAと一般NISAの併用は不可能ですが、
どちらかのNISA口座に併せて、通常の証券口座を利用して金融商品の売買は可能です。
しかし、損益の計算はNISA口座はNISA口座のみで考える必要があります。
例えば、NISA口座で10万円の損失、通常の証券口座で10万円の利益が出たとします。
この場合、2つの口座を合わせると利益が出ていないにもかかわらず、
10万円に対して税金がかかってしまいます。
仮にNISA口座で利益が出て、通常の講座で損失が出た場合でも同様です。
NISA口座の利益は非課税期間が過ぎてから課税されることとなります。
途中引き出しはできるが、年間の上限額は増えない!
ん?どういうこと?
すみません、少しわかりにくいですね。。。
例えば、1年間の間に、つみたてNISAで10万円積み立てた後に、一度売却したとします。
売却後の残り期間に対して、つみたてNISAで非課税で投資できる枠は、30万円だけということです。
売却したからといって、売った10万円分また買えるわけじゃないんだね。
年間通して、つみたてNISAなら40万円分買えるって覚えればいいか!
そうです!
つみたてNISAなら、その年のどこかでいくら売却したとしても、
年間通して40万円までしか買えないと認識しておけばいいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
NISAが優れた制度で、かなりおトクだとおわかりいただけたでしょうか?
リスクが少なく少額から始めやすい「つみたてNISA」から、投資を始めてみませんか?
ぜひ!証券口座で「つみたてNISA」を申し込んでみてください!
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